2015年12月17日木曜日

つみきのいえ

脚本:加藤久仁生  監督:平田研也

大人向け絵本。
元々はショートアニメで、
私はアニメーションを先に拝見しました。
アニメでは余計なセリフ、説明は一切なかったのですが
絵本化したことで場面ごと
詳しくストーリーの解説がつきました。

少しずつ水かさの増えていく町。
住人たちは家が浸水する度に、
屋根の上に新しい家を作って暮らしていました。
そのため家は積木を
積み上げたようになっているんです。
町の人は過ごしにくくなり、
それぞれ町を離れていきますが
一人の老人はその家に住み続けます。

ひょんなことから、潜水服で下の階に沈んだ古家を
ひと部屋ずつ降りていくことになります。
以前住んでいた部屋、階を降るごとに記憶が甦ります。

絵のタッチ、おじいさんの表情。
ただただ優しい気持ちになる、
素敵な絵本です。

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