I had a black dog(僕は黒い犬を飼っている)
作:絵:マシュー・ジョンストン
うつ病を黒い犬に例えた、斬新な絵本。
黒い犬は主人公の男性を追い詰めます、
そして男性が憂鬱になるほど
犬は大きく成長していきます。
時には文字をむさぼり、時には
朝起きるのを乗っかって妨害します。
実際に見るとわかるのですが
犬、男性の顔にそっくり。
それに、タイトルの通り
犬は男性に飼われているわけで
ひっかきもしないし噛みもしません。
ずっとそばにいるのです。
実は私自身も黒い犬を飼っている一人、
この本を見て
健康な人に読んでもらいたい
と思うのと同じくらい
うつ病で悩む方にも読んで欲しいと思いました。
鬱は敵ではなく、自分自身。
飼いならすのも嫌うのも、
その人しだいということなんですね。
いままで漠然としていたものが
はっきりと知覚できるようになる
素敵な作品です。
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