2016年3月3日木曜日

絵くんとことばくん

作・天野祐吉 絵・大槻あかね

お小遣いを増やしたい男の子、
お母さんに伝えるため彼がとった行動は…
ポスター作り!

作りはじめると、なかなか奥が深い。
ポスターって
絵とことばがお互いに
欠かせない仕事をしてくれてたんだと気付かされます。

何より私が感動したのが、
作者に意図があったかは置いといて。
子どもが、大事なことを伝えたくて
ポスター作りを思いつく。
この場面はすごく良いと思いました。

子どもは欲しいものがあれば、
だだをこねます。
毎回飽きずによくやるよ…
なんて思っていませんか?

だって、情熱的に欲しいのに、大人はわかってくれない!
そしたらだだをこねて表現するしかないんです。

そんな時、
この絵本を読んであげてください。
新しい表現方法を知るきっかけになりますよ。

伝えたい事のために
絵の構想にアタマを使い

どう書けばこの気持ちが伝わるか
ことばを選びペンを運びます。

ポスターを作るのに費やす熱意と、
完成し貼ることでどのくらい影響を与えるかを知れば
子どもは欲しいものができるたび、
〝なんで欲しいのか〟
〝どのくらい欲しいのか〟
〝上手に伝わるにはどうするべきか〟
色々考えるようになるでしょう。
想像以上に、その子に価値があるのを知るきっかけになるかもしれませんよ。

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