ルピナスさん

作：絵：バーバラ・クーニー

風をうけ、しゃんと大地に立つ
この女性が主人公です。
この女性の夢は、遠い国々を旅して
海の見える所に住む事。
念願かない、年を取った女性は
海辺で暮らす事に。

そんなある時、
昔おじいさんとした約束を果たしていないことを思い
行く先々でルピナスの種を蒔きます。
外目からすると、少し不自然。
その行為をバカにされ笑われたりもします。
しかし、村はルピナスの咲き乱れる
美しい場所に生まれ変わります。
そして、ルピナスさんとしたわれるのです。
子どもたちに囲まれ、おなじ約束を姪とするのです。

静かであり、考え深い
まるで一杯のコーヒーみたいな作品。

おやすみなさい

作：絵： イヴ・ライス


言葉少ない絵本。
みんなが眠る時間を、
黒と白と黄色で優しく描き上げています。
見ていると、穏やかな気持ちになり
おもわず「おやすみなさい」と
言ってしまいます。

寝る前の読み聞かせには
とてもオススメ。
絵から伝わる静かなイメージに
読んでいる大人も眠くなってしまうかも。
いつのまにか、
お父さんお母さんの
眠る前の愛読書になってしまうかもしれません。
独特で優しく、ちょっぴり寂しげな夜の情景
みなさんも夜の街に浸ってみては
いかがでしょうか。