ラベル きょうふ絵本 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル きょうふ絵本 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年3月28日月曜日

ばけねこぞろぞろ

作:絵:石黒亜矢子

主人公は、とってもやんちゃ。
町に住むノラ猫たちを、いじめて回ります。

ある晩に、家で飼っている猫のトンが
2本足で立っているではありませんか!
彼が言うには、
『猫が怒って襲いかかってくる』というのです。
そんな話を半信半疑で聞いていた主人公の前に
次々と妖怪猫が現れます!

妖怪となった猫は独特で、
石黒さんの作風とマッチして
さらに不気味さを増しています。
そして、トンに惚れます♪




とうふこぞう

作・京極夏彦 絵・石黒亜矢子

妖怪は山ほどいるけれど
この妖怪ほど、利害のないヤツもいないです。

絵が浮世絵風でありながらイラストっぽく可愛いです
でも可愛いからこそ、
妙な雰囲気に少しゾクっときます…

歴史を感じれる作風でありながら
現代風の作画が違和感なく溶け込んでいて
飾りたいほど、絵が素敵です。

2016年2月27日土曜日

ちょっぴりこわいぞ

文:高木あさこ   絵:さいとうしのぶ

表紙が入口、裏表紙が出口と
お化け屋敷をイメージさせる面白い作りの絵本。
もしかしたら、開く前に怖くなってしまうかも…

怖い話仕立ての数え歌で
ページを捲るごとに新しい場面が出てきます。
さぞかし怖いのだろうと読み進めていると
なんだか、だんだんと数え歌が荒くなっていく印象があり
逆にそれも楽しめちゃいます♪
怖がらずに是非、楽しんでみてください。

2016年1月4日月曜日

大接近!妖怪図鑑(だいせっきん!ようかいずかん)

作:絵: 軽部武宏

最近の絵本は、何かと可愛くデフォルメされ
『これも時代の流れかな』と
少し寂しい気持ちになります。

それを知ってか知らずか、
妖怪をとにかく凄まじい迫力で紹介する
こちらの作品。
絵は油絵タッチでコッテリしていて、
でも細部まで細かく描き込まれています。
なんだか、ズッシリ重い
禁書を見ているような感覚が
さらに迫力を増します。

子どもに遠慮しないその迫力が
むしろ今の私には清々しい作品でした!


2015年12月27日日曜日

ちょうつがいきいきい



作:加門 七海 絵:軽部武宏

編:東 雅夫

前レビューの本に続き
怪談えほんという企画の作品。
この企画に入っている作品は、純粋に恐怖を描いた作品ばかり。
まさに、恐怖とは何か。
子どもに向けてとなっているものの、
内容は大人を震え上がらすのに十分な内容w

前作のいるのいないのでは
じわじわと何か不吉な予感を煽りつつ…
といった恐怖。今作では
興味をたどり恐怖へ、
恐怖をたどり狂気へ…
という感想を持ちました。

どちらも日本特有の恐怖、
日本人って、発想力が豊かな人種ですねw


2015年12月26日土曜日

いるのいないの


作:京極夏彦 絵:町田尚子 
編:東 雅夫

永遠の謎、彼らはいるんでしょうか…
ホラータッチの絵本?いえいえ、
下手なホラー映画より涼しくなれますよ♪

内容はとてもありきたりなひとコマ、
おばあちゃん家に泊まりにきた男の子が
「おばけはいるのかなぁ、いないのかなぁ」
と考えてるほんのいち場面を
抜き出したもの。

子どもの頃って、
トイレまでの廊下だったり
押し入れの奥だったり
階段を上りきった先だったり
何かいそうで怖い!
でも実際は毎回何もいない、
そんな経験ありますよね。

大人になって、
「いるの?」と聞かれ
あなたはなんと答えますか?
いるはずない、でもいるかもしれない…
その曖昧さが、
興味をそそるのかもしれません。
エンディングに期待していてください
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ZenBack