ごきげんならいおん
作:ルイーズ・ファティオ
絵:ロジャー・デュボアザン
可愛いの一言♪
主人公のごきげんならいおん
ごきげんなだけでなく
とっても穏やかなんです。
普段は、動物園でみんなから
挨拶を受けるらいおん、
ある日鍵が開いているので
たまにはこちらから挨拶をしようと、
檻から出かけます。
なんとも律儀ならいおんさん。
とうぜん町は大騒ぎ
前から消防車、後ろから運搬車
1人くらいは普通に挨拶できないものかと
らいおんはいぶかしげです。
そんな所に、飼育員の息子が通りかかり
慌てる人々をしり目に
『やぁ、ごきげんならいいんさん』
らいおんは喉をゴロゴロ鳴らし挨拶
『いっしょに帰ろうよ!』
『いっしょに帰ろうか』
2つの後ろ姿に町中から
『さようなら、ごきげんならいおんさん』
と声がかかります。
その後、らいおんはドアから
出ることはありませんでした。
もし開いていても、
みんなお行儀よく挨拶してくれないから♪
今でも、らいおんはご機嫌です。
みんなが今までよりも行儀よく、
丁寧に挨拶するようになったから。
でもらいおんは、飼育員の息子のことが
もっと好きになったみたいです。
なんてホッとする、
そして優しい話なんでしょう。
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