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2016年4月21日木曜日

イーヨとヤーヨ


作:絵:ささきまゆ

かわいらしい表紙の作品、でも
すでにこの絵にもメッセージが込められています。

イーヨは優しくお人よし、
なんでも『いいよ』と返事してしまいます。
かたやヤーヨは慎重で少しいじわる、
『やあよ』と断ってばかり。
正反対の二人の繰り広げるストーリー
のんびりとした内容には、
とっても大切なメッセージが隠れています。

あなたは、イーヨでしょうか?それともヤーヨ?
自分の性格を見直すきっかけにもなる
とっても奥の深い作品です。

2016年4月7日木曜日

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

作:くさばよしみ      絵:中川学

ホセ・ムヒカ元大統領。
以前に雑誌に取り上げられていたので、
この作品を見て嬉しく思いました。

少し前に行われたブラジルの国際会議で、
ウルグアイ大統領が
〝真の幸福とは何か〟
というスピーチをして話題になりました。
(スピーチをはじめるまで
地味なルックスなどもあり誰も
興味を持たなかったそうです)

ムヒカ元大統領は、給料の90%を
国に寄付し、農場でひっそり
暮らしていたそうです。
そんな庶民的な大統領を、
国民は『ペペ』と親しみを込めて
呼んでいたそう。

絵本にまでなったスピーチとは?

〝貧乏な人とは、
少ししかものを持っていない人ではなく、
いくらあっても満足しない人〟

ペペさんの生き方そのものですね、
きっとその人柄あって
話題となったのでしょう。

必要なのは、カネやモノではないよと
自ら実践された素晴らしい方です。 

2016年3月30日水曜日

はらぺこあおむし


作:絵: エリック・カール

あんまり人気だから、
記事を書かずにいたのですが。
やっぱりないと物足りないですね。

他の方が書く記事は山ほどあるので
私の視点で。

まず、世界の人々を魅了する
美しい作画。

作品の絵を
思い出してください。
たぶんみなさん、瞬間的に
カラフルなお馴染みの絵を
思い出せるでしょう。
もしかしたら
題名を聞いただけで
頭の中がカラフルって人も多いのかも♪

でも、馴染んでしまって
気付く人がすくないのですが
けっこう独特な手法で描かれているんですよ。

色が多く飽きさせない、と感じるのは
〝コラージュ〟〝マーブリング〟
という2つの手法を
かけあわせて作っているから。

〝コラージュ〟は、
雑誌などを切り抜いたり破ったり
そしてペタペタ貼る手法。

〝マーブリング〟は、
水面に浮かべたインクを紙に写し取る方法。

(エリック・カールさんの絵は
さらに鮮やかなので他にもあるかも…


ともかく、この2つを合わせるって事は
〝マーブリング〟の
滑らかな自然にできた色を
〝コラージュ〟で
切り取り意味のある形にする
っていうこと。

そういったことを意識してから
絵本を見てみると
形の中では色の流れがあるけど、
他の形と流れの方向を変えていたりと
工夫も見えてきて面白いんですよ♪


作画もですが、この作品のストーリー
深く読み込んだことありますか?

確かに強いメッセージ性というより、
小さい頃から絵本に親しんでほしい
そんな工夫が伺えます。

その他として、
チョウの生態を知れたり
果物を数える練習もできます。
子どもは読みたい、大人も読んであげたい
そんな作品なんですね♪

そして、これは実際に
体験するとわかるのですが
読み聞かせに使う際
(私の場合は保育園でした)
回数重ねるたびに読み方を変えて楽しめる!


それは子どもたちの反応で歴然でした。
もっと面白いのが、読み手によって
全然違った印象になること!

私は喜劇的に読み進めます。
イモムシなのに
ケーキやらソーセージ食べてるあたりが面白くて。
あの場面では、大きく息を吸って
『チョコレートケーキとアイスクリームとピクルスと
チーズとサラミとぺろぺろキャンディーとさくらんぼパイと
ソーセージとカップケーキとそれからすいかですって!』
とまくしたてるように、早口で読みます。
すると子どもたちが大喜びしてくれます♪

最後は美しく生まれ変わる
という内容に焦点をあて
感動的な語りだったりする読み手もいました。

きっと、読み手すら
引き込んでしまうんでしょうね!
メジャーな作品ではありますが
おさえておきたいですね。

2016年3月9日水曜日

つくもがみ

作:京極夏彦     絵:城芽ハヤト

つくもがみって、ご存知ですか?
漢字では付喪神と書きます。
長い年月使われ続けた物には、
魂が宿るそうです。

九十九髪これも同じ読みで、
老婆の長い髪=長い年月
という意味を持っていて、
九十九神と書くことがあるそう。

この本で伝えているのは、
妖怪みたいな
恐ろしいものではありません。
大切に使ってあげると、
神様となって命が宿るという
物を大切にする事を教訓としています。
九十九年使わなくても
物は大切に、長く使ってあげたいものです。

2016年3月3日木曜日

絵くんとことばくん

作・天野祐吉 絵・大槻あかね

お小遣いを増やしたい男の子、
お母さんに伝えるため彼がとった行動は…
ポスター作り!

作りはじめると、なかなか奥が深い。
ポスターって
絵とことばがお互いに
欠かせない仕事をしてくれてたんだと気付かされます。

何より私が感動したのが、
作者に意図があったかは置いといて。
子どもが、大事なことを伝えたくて
ポスター作りを思いつく。
この場面はすごく良いと思いました。

子どもは欲しいものがあれば、
だだをこねます。
毎回飽きずによくやるよ…
なんて思っていませんか?

だって、情熱的に欲しいのに、大人はわかってくれない!
そしたらだだをこねて表現するしかないんです。

そんな時、
この絵本を読んであげてください。
新しい表現方法を知るきっかけになりますよ。

伝えたい事のために
絵の構想にアタマを使い

どう書けばこの気持ちが伝わるか
ことばを選びペンを運びます。

ポスターを作るのに費やす熱意と、
完成し貼ることでどのくらい影響を与えるかを知れば
子どもは欲しいものができるたび、
〝なんで欲しいのか〟
〝どのくらい欲しいのか〟
〝上手に伝わるにはどうするべきか〟
色々考えるようになるでしょう。
想像以上に、その子に価値があるのを知るきっかけになるかもしれませんよ。

2016年2月17日水曜日

もぐらとおおきなきりかぶ




作:しまだみつお

絵:いわきたかし

もぐらは切株がお気に入りの場所。
でも、くまも切株を気に入ってしまいます。

2人の取り合いが始まります…
なんだかんだ、切り株より
友達のほうが大事だと気付けたみたいですよ?
おもいやり、譲る優しさを覚えるのに
とても良い作品です♪

この作品には、とても気になる初版の表紙があります。
再発行のが、上のもの。
けっこう面白いので、載せておきます。




なんで描き直したんだろ、カワイイのにw

2016年1月30日土曜日

おおきなもののすきなおうさま

作:絵: 安野 光雅


王様、あまりのワガママっぷりに
むしろ清々しいですw

王様、大きいものが大好き、
なんでもかんでも大きく作らせ
家来はてんてこ舞い。
家来たちの、とにかく
従順すぎる真面目な姿が
逆に可笑しくて笑ってしまいましたw

とにかく、大きいものにこだわった王様
物語の結末は…
納得のエンディングでした、
コミカルだけれど
大切なことに気付かせてくれます。


2016年1月23日土曜日

となりのせきのますだくん

作:絵:  武田美穂


わかります、クラスに一人は
こーんなかんじでイジワルしてくる友達
いましたよ。
イジワルするくらいなら
かまってこなけりゃいいのにって
よく思いました。

この本を見ていると、
「わかるー、あったあったそんなこと!」
と女の子の気持ちに同調してしまいますw

そして、話の結末は…
なんともホッコリする内容。
是非とも見ていただきたいのが、
最終ページのますだくんの
後ろ姿!粋な演出ですね♪ 

2016年1月15日金曜日

I had a black dog(僕は黒い犬を飼っている)


作:絵:マシュー・ジョンストン


うつ病を黒い犬に例えた、斬新な絵本。

黒い犬は主人公の男性を追い詰めます、
そして男性が憂鬱になるほど
犬は大きく成長していきます。
時には文字をむさぼり、時には
朝起きるのを乗っかって妨害します。

実際に見るとわかるのですが
犬、男性の顔にそっくり。
それに、タイトルの通り
犬は男性に飼われているわけで
ひっかきもしないし噛みもしません。
ずっとそばにいるのです。

実は私自身も黒い犬を飼っている一人、
この本を見て
健康な人に読んでもらいたい
と思うのと同じくらい
うつ病で悩む方にも読んで欲しいと思いました。

鬱は敵ではなく、自分自身。
飼いならすのも嫌うのも、
その人しだいということなんですね。
いままで漠然としていたものが
はっきりと知覚できるようになる
素敵な作品です。

2016年1月1日金曜日

ねないこだれだ

作:絵: せなけいこ
純粋に、ホラーですw
とってもテンポ良くて、
ちぎり絵でカワイイのですが…
人気の作品ですが、
実は結末まで覚えている人は
少ないかもしれません。
結末が直球で、
意外と怖いかもしれませんよw
“寝ない子”には
効果大かもしれませんが、
怖くて寝れなくなるのには
ご注意を。

2015年12月23日水曜日

くれよんのくろくん


 
作:絵: なかやみわ

長く愛されていながらも、
絵柄は今風のタッチで
今の子どもにも人気の作品。

色を題材にしているため、
お絵かきへの興味がわきますね!
それぞれの色が、
どんな絵に変身するのかワクワク♪

主人公のくろくん、みんなとなかなか

仲良くできませんが…
シャープペンシルのおかげで
みんなの人気者に!

この時、シャープペンシルが
教えている絵画の技法が、
スクラッチというものです。
色を重ねる事は、色に深みを
あたえます。
技法を知るとさらに絵が楽しく
なります!
おうちでも是非試してくださいね♪

2015年12月19日土曜日

せかいいちおおきなうち



作:絵: レオ・レオニ

レオニさんの絵が大好きです!
キメ細やかで、時に大胆で。
絵だけでも楽しいですw

このお話はお父さんのカタツムリが

息子カタツムリに教訓をとくお話。
子どもなら誰しも
大きくて立派な方が良いと思いますよね、
ケーキの切り分けでもめるのも
大きさにこだわるため。
でも、大きいために失敗した
あるカタツムリの話があります。

分相応という言葉があります。
何事も、身の丈に合ったものが良いというもの。
そんなメッセージが込められた作品です。

でも作中出てくる巨大カタツムリですが、
殻が実に美しいんです♪
彼がそれで満足だったなら、いーんじゃないの?
なんて思えるほど
大きくてキレイ。
レオニさんの世界、是非お勧めです。 

2015年12月16日水曜日

そらいろのたね


作:中川李枝子   絵:大村百合子

お馴染みの、ロングセラー作品。
表紙は、男の子が大事にしていた模型飛行機と
そらいろのたねを交換する場面。
個人的にですが、空色の種なんて
ネーミングだけでも素敵です。
そして種からは、
思いもよらないものが生えてきます。

ストーリーのキモは、このキツネ。
子どもにわかりやすく、教訓を教えてくれます。
(キツネには気の毒ですが)

喜びを分かち合う大切さを教えてくれる、
そんな作品です。
余談ですが、ぐりとぐらも友情出演してるんですよ!
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