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2016年5月10日火曜日

ときめきのへや

作:絵:セルジオ・ルッツィア

ネズミのピウスは、気に入ったものを
大きな部屋に飾るのが好き。
そのコレクションを見た友達は
その中にあった石ころをみて
『こんなの捨てちまいなよ』と
ピウスにいいます。
みんなが言うのだから、そうなのだろうと
石ころを捨ててしまいます…

人はそれぞれ、価値観が違います。
大切にしているものの中には
誰にも理解されないものがあるかもしれません。
でも、もしかしたらそれこそが
自分にとって一番大切なものかもしれない。
自分を知る大切さや
人それぞれ違う考えを持っていることを
改めて教えられる作品です。

2016年4月24日日曜日

ウーギークックのこどもたち


作:坂本裕二  絵:林田秀一

死について、あらためて考えさせられる作品。
恐怖、悲しみ、人間にとって死は永遠のテーマです。
想像力があるからこそ、
余計に死を身近に感じてしまう
私たち人間は、そんな矛盾の中生きています。
子どもだって同じ。
『死ぬとどこへいくの?』
『死ぬとなんで会えなくなるの?』
なぜなんでしょう?大人になっても
きちんと答えてやれません。

この作品に出てくる怪物、ウーギークックは
病院の地下ボイラー室で、
子どもの魂を食べています。
そんな噂がささやかれる中、
ひとり、またひとりと子どもがいなくなります。
主人公るるは、そんなウーギークックに会いに行き
やめるように説得します。
るるとウーギークックのやりとりは
死について疑問を持ちはじめた
子どもとのやりとりを思わせます。

たしかにあるけれど、誰も知らない。
ウーギークックは、死への恐怖や不安
そんな気持ちを具現化した生き物なんでしょうか。

2016年4月19日火曜日

みつけてくれる?


作:絵:松田奈那子

主人公のはなちゃんは、
もうじきお姉さんになります。
しかし、まだまだ甘えたい年頃
お姉ちゃんになりたくないと
赤ちゃんがくるまえに隠れちゃいます。

森で隠れようとするたび、動物に出会います。
はなちゃんは、動物たちに
戸惑う気持ちを相談してゆきます。
動物たちは、そんなはなちゃんに
あたたかい言葉をかけてくれます。
はなちゃんが、時間をかけ
お姉ちゃんになる事を受け入れていく
なんとも考えさせられる作品。

大人たちが考えているよりもずっと
子どもにも葛藤があるんですね。
お兄さん、お姉さんになるのはうれしいけれど
もっと複雑な、説明できない不安な気持ちを
かかえているのかもしれません。
子どもと深く関われる、とっても素敵な作品です。

2016年4月18日月曜日

いちにちパンダ


作:大塚健太  絵:くさかみみなこ

表紙から、内容がとっても気になってしまう
そんな作品。

パンダといえば、動物園の人気者。
そんなパンダが、風邪をひいてしまいます。
飼育員が困り、どうしたかというと…
なんと、トラに一日だけ
パンダになってくれるように頼みます。
トラは
『そんなこといわれてもー』と困ってしまいますが
引き受け一日だけパンダに。

パンダのかわりに注目されるトラ
はじめは戸惑っていたのに、もうノリノリです♪
なんともユーモラスなトラに
ひきこまれていきます。
誰でも、人気者になりたいものです。
そんな思いをテーマにした作品。

2016年4月16日土曜日

マイケルはとんでもない


作:トニー・ブラッドマン
絵:トニー・ロス

子どもへの関わり方を
再度考えさせられる作品です。
子どもはドキドキしながら見る一方で
大人はフムフムと納得してしまうかも。

マイケルは、他の子とちょっと違います。
クラスに一人はいますよね、
自由な発想で先生を困らせる子♪
でもそんな子が、もしその自由な発想を
貫き通したとしたら?
主人公のマイケルも、とうとう
ロケットを作り上げ飛んで行ってしまいます。
『あのこはどこか、飛んでると思ってた』
先生の一言が印象的です。

2016年4月6日水曜日

葉っぱのフレディ

作・絵 レオ・パスカーリア

この作品には、
人並みならぬ思い出があります。

児童館で働いていた時のこと、
ある小学1年生の女の子が
劇をやるからとチケットをくれました。
物静かで大人しい子だったので
少し驚きましたが、どうやら私だけに
チケットをくれたようだったので
観に行くことにしました。

良い意味で、期待を裏切られました。
初公演で私が観るのが1回目、
軽い気持ちで行ったのですが…

大きなホールで、お客さんはいっぱい。
しかも、小児科医のルーク役に
俳優の宝田明さんが出演されていて
実はとっても規模の大きな劇だったのです!

しかも劇が始まったらビックリ!
チケットをくれた女の子が
舞台のど真ん中にいるじゃないですか!
彼女は中でも最年少で主役でした、
1番多いセリフ数なのに
最後までイキイキと演じきっていました。
小さな女の子の大きな可能性に、
涙がとまりませんでした。

そういったサプライズもあり、
植物や動物も好きだった私は
この作品のトリコになってしまいました。

この作品は、落葉樹の葉が
1年間、何を感じどんな経験をし
過ごすのかを描いています。
命の尊さや、忘れかけた
自然への愛情を思い出します。
彼女と同じように
小さな葉っぱの大きな物語。
みなさんも是非、読んでみては? 

2016年3月19日土曜日

とんでもない


作:絵:鈴木のりたけ

表紙から、興味を引く作品ですね。
主人公の男の子は、自分に特別な所がないと
色々な動物に目を向けます。
しかし、サイの立派な鎧も
本人には悩みのタネ
本当はピョンピョン跳ねるうさぎが
うらやましいんだとか。
それぞれの動物が悩みを抱え、
他の動物に魅力を感じるという作品。

他人からすると、
羨ましい才能を持っているかもしれない。
本人からすると、
意外な悩みを持っているかもしれない。
他人の気持ちや自分の良さを見つめる
良い機会になります。

それに、表情豊かでコミカルな動物たちが
なんともカワイイ♪
彼らの悩みを、是非聞いてあげてください。

うめじいのたんじょうび


作:絵:かがくいひろし

だるまさんシリーズを描かれた方が、
絵本作家となったきっかけの絵本。

うめじい、表紙からなんとも
貫禄たっぷりですね♪
浅漬けきゅうりにたくあん
らっきょうに千枚漬け、
漬物たちがうめじいの年齢を噂するシーンは
くすっと笑えます。
それに、うめことばなんていう
不思議な言葉にも出会えますよ。

お年寄りへの敬意の念、
物などを長く大事に使う大切さ
そんなことも連想させ
子どもにとって、大きな成長材料に
なるのではないでしょうか?

2016年2月26日金曜日

きみしかしらないひみつの三人



作:絵: ヘルメ・ハイネ

脳・体・心
が仲良くしているから健康で
ケンカをはじめると病気になる。
仲直りするために、薬や手術があると。

人の仕組みを3人に表現することで、
子どもにもわかりやすく描かれています。

何より、死の概念について
さらっと表現してます。
重い内容ではなく、でも核心をついている。

百聞は一見に如かず!
大人も思わず頷いちゃいます♪
ぜひ、オススメします。

2016年2月7日日曜日

ぼくだけのこと

作:森絵都      絵:スギヤマカナヨ

地球って、数えられないほど
人が住んでいます。
それなのに、誰ひとり
おなじではない。
あたりまえのことだけど、この本を読むと
深く考えさせられます。
個性って
すごくステキなことなんですね!
表紙の、明日にワクワクしているような
男の子の笑顔がステキです♪ 

2016年1月22日金曜日

セミくんいよいよこんやです

作・絵  工藤ノリコ

か、かわいい!
何ですか、セミって愛らしい!

夏も大詰め、この時期は
「じーじー」
「おーしーつくつく」
「みーんみーん」
「かなかなかな」
と、山に耳を傾けると
大合唱が聴こえてきます。
(皆さんセミ4種の名前出てきましたか?w)

我が家も今年はカナカナの美しい
音色と、これまた美しい姿を拝見することが
できました。

セミの生態はご存知ですか?
この本では、そんな彼らが
人の目につかないところで、
どんな生活をおくっているのかを
可愛らしい絵で教えてくれます♪

もしも気になって、
セミについて調べ少し詳しく知ったのなら
そのあと、もう一度読み直してください。
命の大切さ、一生を精一杯生きるということも
感じ取れるのではないでしょうか? 
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